自宅介護から老人ホームへ!静岡でペット可の老人ホームへ入居が決まりました。

脳梗塞で倒れた父の介護を母を中心に行っていましたが、母の体調不良をきっかけに二人で老人ホームへの入居を決めました。生きがいであった愛犬とともに安心の生活をはじめ、娘の私も今までの不安と負担が解消。私の介護経験と両親の老人ホームでの新しい生活について詳しく紹介します。

介護で悩んでいる方のお力になれば幸いです。

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母と私に負担がかかっていた介護

85歳の父が脳梗塞になり、命は取り留めたものの、半身麻痺の後遺症が残ってしまいました。退院後にもリハビリは続けていましたが、大きな改善はなく、日々の介護に追われる日々。父も動けない苛立ちから、私や母にあたってくることが多くなり、いつまでこれが続くのかという不安と疲れが溜まっていきました。

私は実家のすぐ近所に住んでいるものの、仕事も家庭も持っています。自分自身の生活と介護に悩み、ケアマネージャーの方と相談して、老人ホームを考えることも選択肢の一つであることは知りました。しかし、父は病院のような施設に行くのを拒否していましたし、母と離れるのを断固として認めないだろうと考えて、私たちの体が持つまではなんとか自宅で介護を、と頑張っていたのです。

そんな時、80歳の母が体調を崩し、二人の介護と犬の世話を私一人で行わなければならなくなった時、とうとう私の限界が来てしまいました。私は一人っ子のため、親の面倒を見なくてはいけない、老人ホームに入れるのは罪悪感からいけないと思っていましたが、母が老人ホームを調べて欲しいと言ってきました。

母が私にこれ以上は迷惑がかけられないと思ったのでしょう。早速問い合わせをして、老人ホームの入居を考えることになります。

老人ホームにも選択肢が多い

親戚で老人ホームに入居していた人がいたので訪れたことがありましたが、簡素な印象を持っていました。ネットで地域の老人ホームを検索してみると、老人ホームは施設の種類が多く、将来どこで暮らしたいか、介護度や予算に合わせて選ぶことが重要なことを知りました。

両親の人生最後の場所を選ぶため、私も責任を持って選ぶことを決意。愛犬、夫婦そろって入居できることを条件に、静岡県内さまざまな施設の資料を取り寄せたのです。しかし、いざやってみようと思うと、次男の大学受験などもあり、時間がかかってしまうことが予想されました。

老人ホームは特別養護老人ホームだけではありません。介護付き有料老人ホームやグループホームなどさまざまな形態があります。今思えば、まず入居する老人ホームのタイプを決めて、条件から選ぶとスムーズでした。

介護のプロに相談

効率的に施設を選択し、訪問するために利用したのが介護のプロです。自分や両親の意見も重要ですが、客観的な意見を聞いて、快適に過ごせる施設を探したいと思いました。静岡県内には地域包括センターがあり、ケアマネージャーや社会福祉士の専門家がいるので老人ホームのことも相談できます。

公立の施設では、施設の紹介まではできず、基本的に自分で探さなければなりません。民間の紹介センターも利用し、選択肢をある程度絞り込むことができました。その中で両親にぴったりだと判断できたのが、ある程度自由な暮らしができる有料老人ホーム。

条件を決める時には、両親の意見、自分の考え、第三者の意見を総合して選べば失敗しないと思います。

有料老人ホームに決定

さまざまな施設の中で、両親が選んだのは24時間の医療体制が整った有料老人ホームです。父は車椅子で、母は高齢ですがまだ活動的に動きたいため、自由な暮らしができる施設がぴったりでした。

選んだ施設は平屋建ての住居が並び、まるで別荘に来ているかのようでした。実家から車で2時間ほどの伊東市にあり、父や母もよくゴルフをしていた場所だったので土地勘があることも気に入ったポイントです。住居内にはキッチンもあり、食事をたまには作りたい母にはいい施設だと思いました。

部屋内は段差がほとんどなく、広々と使えるのもメリットです。そして、愛犬も一緒に暮らせる部屋や庭もありました。実家は3階建てで、介護が必要になってからはほとんど1階部分のみで生活を行っていたので、平屋建ての良さを感じます。

食事も介護食や治療食に対応して、豪華で飽きない食事に魅力を感じました。介護、医療面では施設内にクリニックがあり、いつでも医師に相談できる点がメリットです。しっかりと介護ケアも受けられることから、介護レベルが上がっても安心してお任せできると思いました。

有料老人ホームは入居一時金と月額利用料がかかります。実家は使い手がおらず、売却することになりました。相続して自分のものにするより、両親に自分たちのために使って欲しかったです。両親は十分な蓄えがあったため、老人ホーム費用を私たちが負担することはありませんでしたが、持っている不動産をほとんど整理するきっかけにもなりました。

このまま自宅介護を続けて亡くなったら、相続問題も一人で対応しなければならなかったのです。私たちは差し迫った状態でいろいろなことを決めましたが、老人ホームに入居するかどうか、家のことなどはなるべく元気なうちに話しておくのがよいと思います。

老人ホームに入居後の生活

両親が老人ホームに入居して1年が経ちました。庭では母が好きな草花を育て、好きな時に料理をしているようです。父も近所の人たちの目が気にならなくなったからか、性格が穏やかに戻り、愛犬と遊んだり、車椅子でも活動的に生活をしています。

伊東市は自然が多く、散策するのにぴったりの環境です。私が家族と施設を訪れた時には、犬と一緒に外へ出かけたり、一緒に食事をすることを楽しんでいます。スタッフは皆親切で、同じく入居をしている方々とのふれあいもあり、今までの暮らしで良かったところと、介護と安心感が両方手に入れられて喜んでいます。

愛犬も新しい環境が気に入ったようで、すぐにトイレを覚えました。ペットと一緒でも入居できるペット可の老人ホームは多くあります。条件に合う老人ホームを見つけてください。

愛犬と一緒に入居できた理想の老人ホーム

介護疲れから検討が始まった老人ホームでしたが、探してみると必要な介護と希望の生活が両立できる施設が見つかりました。ペット可の老人ホームを選べば、大切な家族を諦めることはありません。老人ホームに入ることで、介護の悩みが消え、介護される側の生活が改善することを身をもって感じました。

しっかりと目的や条件で施設を探すことが重要です。

参照>老人ホーム・介護施設探しならウチシルベ

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